SKIMAとは?
SKIMAは、イラストを個人に有料で依頼する海外の文化である「コミッション」を日本に広めることを一つの目標にしているサービスです。
日本では、pixivなどで「無料で描いてください!」と対価を支払わない前提で依頼されたり、料金未払いで逃げられるといったようなことが多々見られます。
しかし、SKIMAでは購入者が支払いを済ませないと取引が開始されなかったり、きちんと納品しないと取引が完了されないなどの仕組みが整っており、個人間の取引をスムーズに行うことができます。
競合には、「クラウドワークス」や「skillots」「ココナラ」など複数存在しますが、SKIMAはイラストに特化している印象を受けます。
実際にトップ画面には、クリエイターのポートフォリオが並んでおり、ビジュアルを全面に意識したUIになっています。
取引の流れ
基本的な流れは下記のとおりです。
- スキルの出品
- 購入申請又は見積もり相談
- 申請や見積もり相談の承認
- 依頼料の支払い
- 納品
- 取引終了
下記でも触れていますが、取引画面以外のファイルは一定時間経過すると自動的に削除されるので、注意が必要です。
出品者は、購入者に対してそのことをあらかじめ通知しておくと、後々のトラブルを避けることにつながると思います。
手数料
SKIMA「ご利用ガイド」には、下記の通り記載されています。
①取引成立時に商品の価格に対して11%~22%の販売手数料が出品者にかかります。
https://skima.jp/guide
手数料はクリエイターの出品価格より差引かれ、取引完了後に11%~22%差し引かれた金額が売上として反映されます。
【手数料一覧】
500円~20,000円の取引 22%
20,001円~50,000円の取引 17%
50,001円~の取引 11%
②コンビニ決済を選ぶと、コンビニ決済手数料として200円(税込)の手数料が必要となります。
コンビニ決済手数料は購入者が支払いを行います。
③売上金の振込申請時に、振込手数料として262円(税込)が必要となります。
④チップ支払い時、チップの受取額に対して11%~17%の手数料がかかります。
チップの手数料は購入者が支払いを行います。
高額になるほど、手数料が安価になる仕組みになっているため、「アイコン制作」のような安価な商品と「背景あり一枚絵」「漫画」のような高額な商品は分けて出品したほうが良さそうです。
また、振込手数料が発生するので、数ヶ月貯めて一度に出金したほうが節約になります。
注意点
取引のキャンセル回数に上限あり
開始済みの取引をキャンセルする場合、毎月3件まで双方の同意が得られたことを運営側に確認してもらい、キャンセル手続きを運営にしてもらう必要があります。
注意してほしいのは、毎月3件までしかキャンセルできないところです。
その月に3件以上キャンセルする必要がある場合も4件目以降は翌月になります。
キャンセル操作は、クライアントやクリエイターから行えず、運営へ「キャンセル希望」の問い合わせを行う方法しか今のところはないようです。

まず、SKIMAページの下にある「サービスについて」の「お問い合わせ」を選択してください。

上図のような画面が出てくるので、「お問い合わせ種類」を「キャンセル希望」と選択して、「お問い合わせタイトル」と「お問い合わせ内容」を記入します。
内容には、取引が行われてるページのURLと取引名を記入しておくと運営とやり取りしやすくなります。
双方の同意については、取引が行われてるスレッドに書かれているやり取りを運営が見て判断するので、キャプチャ画像などを送付する必要はありません。
キャンセル後の購入者への返金対応は、売上金として返金する方法(コンビニ払い)と請求が来ない又は請求後にカード会社より返金(クレジットカード払い)の3パターンあります。
出品者側は、売上金が発生しないだけで特に手数料などが必要になるわけではありません。
レスポンスは、かなり早く1~2営業日以内に運営から返信が来ました。
依頼内容が承認後、閲覧できなくなる
出品者へ依頼するときに購入者は、納品方法や納期など詳細に記載した文章を送付することになりますが、相互に承認して取引画面が開設されると、購入者の書いた詳細な指示が書かれた文章が閲覧できなくなりました。
なので、あらかじめ文章をキャプチャして置いておくか、資料に使うファイルなどは取引開始後に受け取るほうが無難です。
また、取引開始前に購入者と出品者がやり取りできるダイレクトメッセージ機能があるのですが、しばらく時間が経過するとアップロードしたファイルは自動的に削除されるようです。
取引画面でアップロードしたファイルは、取引終了まで残されるので事前にやり取りする場合はファイルを保存しておくなど注意が必要になります。
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