PhotoshopやCLIPSTUDIOでは、ショートカットキーを設定することができ、イラストを制作する時間を短縮するのに役立ちます。
タブレットに付属しているボタンを使用してもいいのですが、数が少ないのと最新機種では廃止されているモデルが多く、より一層左手デバイスの需要が伸びています。
そこで今回は、イラスト制作に役立つ最新のお勧め左手デバイスをご紹介したいと思います。
左利きの人はどうするの?
左手デバイスといわれるものの多くは、右利きを想定して作られているため、左利きの人は、商品の選択肢が狭まります。
しかし、最新機種では、左手デバイスと呼ばずに「片手キーボード」という銘柄で販売しているものも多く、左右問わず使用できるようになっています。
Amazonで買える最新左手(片手)デバイス紹介
Amazonには、様々な最新機種の片手デバイスが販売されています。
その中でもお勧めの商品を紹介していこうと思います。
Razer Tartarus Pro
8方向デジタルサムパットを含めた全32キーすべてをカスタマイズ可能な左手用キーパットで、イラスト制作以外にも動画編集やゲームなどにも活用できます。
マクロ機能については、文字数や行数制限がないため、自由自在にカスタマイズすることが可能です。
「Razer アナログオプティカルスイッチ」というゲームコントローラーのアナログスティックのような繊細な入力を可能にしたスイッチを搭載しており、アクチュエーションポイントをスタイルやシチュエーションに合わせて1.5mm~3.6mmの間で自由に変更が可能なほか、アクチュエーションポイントを2段階設定し、それぞれ別の機能を設定可能です。
キーマップ(カスタイマイズしたデータを保存したもの)は、最大で8種類保存可能となっているので、ゲームが終わってすぐイラスト用の設定に変更できるため、これ一台で様々なシチュエーションに対応できます。
液タブに繋げて使ってます
wacomの液タブに繋がて使っています。ショートカットが多めに使えることと、拡大縮小用に上下ロール出来るボタン(名称が分かりません;)、位置移動用に十字キーを割り当てられるので重宝してます。ただ、どういうタイミングなのか分かりませんがキー割り当てがたまに勝手にデフォルトに戻ってしまいケーブルの入れ直しが必要なので、ソフトウェアリセットができれば良いなと思います(現象がでないのが一番ですが…)あとボタン個別に発光色を割り当てられるのが驚きました!
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CLIP STUDIO TABMATE
CLIP STUDIO TABMATEは、CLIP STUDIO PAINT DEBUT / PRO / EX Ver.1.7.1以降のソフトウェアに対応したBluetooth接続のコントローラーです。
200種類以上の操作を自由に設定することができ、プリセット登録も可能です。
電源は単三電池1本のみで、10分間未使用だと自動でスリープ状態に入るので、節約にもなります。
これ以上のお絵かき用デバイスは今のところないと思います。ただし耐久性に難あり
アニメーターです。
仕事と趣味で使用しています。大変使いやすく、ほぼ完璧なお絵かき用デバイスかと思います。
テンキー、WacomのEKremoteと使い比べてみましたがTABMATEの方が圧倒的に使いやすいです
使い始めて9か月ほど経ちましたが、思うところは以下の点です。
・主にホイール部分の耐久性の低さ
すぐ壊れます。接触不良を起こし押し込みは使えるがホイール機能は消えます。早くて4日。長くて1~3か月で壊れます。ホイールを多用すると1ヶ月もちません。
そのため、二つ買っておき、一つ壊れたら修理(交換)に出し、それが終わるまでもう一つを使うというループでやりくりしてます。
・モードの少なさ
すでに4つモードがあり多いように感じますが、アニメ作画だけでなく仕上げ作業や版権イラスト、漫画を描くなどした場合これの倍はモードが欲しいと感じます。
以上です。かなり値段が安いので、これの数倍値段を上げていいのでこの二つの問題点を改善して欲しいです。
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【XP-Pen】AC19 Shortcut Remote
付属のUSBレシーバーを使用して、ワイヤレス接続を行うので、配線がすっきりしますし、単四電池1本で動作するので、とても省エネです。
様々なお絵かきソフトに対応していて、割り当てるショートカットキーは自由に変更することができます。
ホイール中心部のスイッチボタン(K10)を押すと、ユーザーが登録したホイールローラーの機能を切り替える事が可能です(最大5種類まで登録可能)。
WindowsとMac両方のOSに対応しています。
Photoshop用に、液タブで3ヶ月使用してみました
HUION製液晶タブレットGT-191のショートカットキーとして3ヶ月程前に購入。Photoshop CS6にて使用しています。
始めに触った印象は「思ったよりも軽い」。おおよそ45°程までの傾斜ならばモニターに置いたままでも固定されてくれますが、摩擦軽減タイプの保護フィルムを付けているせいかそれ以上持ち上げると時間経過と共にズルズルと落ちてきます。作業中はずっと左手を置いた状態なので問題ありませんが、以前離れている間に床へ落下させてしまったので一時中断したい時は念の為テーブルに置いて席を立つようにしています。
キーの割り当ては9つで賄い切らなければならない点と、何故か使えないキーの組み合わせがあったりということもありましたので、よく使う機能は予めPhotoshop側のショートカット設定メニューからファンクションキーなど1ボタンで実行できるものを割り当てておき、そこから設定したキーをこちらのデバイスに割り当てる、という使い方が一番スムーズで確実でした(新規レイヤー作成をPhotoshop側でF1に割り当てたあとこちらのデバイスに登録。別のshiftを割り当てたキーと同時押しでクリッピングマスクの作成など)
進む、戻るは勿論、Ctrl+Spaceのスクラブズームを登録しておけばペンをスライドするだけで狙った場所へ滑らかにズームやズームアウトが出来、作業効率は格段に上がりました。ただ作りはお値段なりといった印象なので、ヘビーユースには向かないかもしれません。
私のようにショートカットキーが搭載されていないタイプの液タブ又はタブレットを使用している方や、今あるキーでは足りない時の増設用として、軽いお絵かき・画像補正など、とりあえず最低限のショートカットが出来ればOKという方にはお勧めです。
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iClever テンキー IC-KP08
こちらはテンキーとなりますが、ソフトウェアによっては数字をショートカットキーに登録できるので、左手デバイスのように使用することができます。
左手デバイスと違ってかなり安価で販売されているので、導入も気軽に行えるのが特徴です。
Bluetooth5.1で接続し、USB充電式なので、面倒な電池交換から解放されます。(フル充電で約40時間稼働)
WindowsとMac療法のコンピュータで動作確認済みなので安心ですね。
iPadクリスタのショートカットキー用におすすめ!
iPadPro(2017年モデル)+Applepencil(第1世代)、CLIP STUDIO PAINT foriPad
上記の環境で、絵を描く際の左手デバイス(ショートカットキー)用として購入しました。
Bluetooth接続のテンキーでも、iOSに対応していないものや、クリスタに対応しないものもあるなか、この製品はバッチリです!
価格もお手頃で、Bluetooth接続の仕方も分かりやすく、とてもいい買い物でした!
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FELiCON 片手キーボード K109
本格的なデザインの割に2599円とお手頃な価格の本製品は、USB有線接続するメカニカル式ゲーミングキーボードです。
7種類のバックライトモードが選択可能で、デザイン性も優れています。
購入から1年間の保証が付くので、安心ですね。
値段の割にはいい感じ。
値段がかなり安かった為、期待しないで購入してみた物の意外にいい感じでした。
主に FPS で利用していますが、動作は通常のキーボードを切り出したそのままです。
普通のキーボードと同様、ESCキー直下のキーが日本語入力の起動になる為、
設定アプリで、このキーだけ無効にする事で、ゲーム中の押し間違えによる、
日本語入力の誤起動も防げるように設定できて便利です。
キーの設定用アプリケーションは、中国語ページのみですが、下記のページから、
ダウンロードすれば利用できます(Windows10で動作確認利用中)
http://www.szxinmeng.com.cn/Download [メーカーページ]
設定用アプリ(英語表示可能)
K109_Gaming_Keyboard_Setup_v1.0 をクリックするとダウンロードされます。
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BRAIN MAGIC Orbital2 (オービタルツー)
Orbital2(オービタルツー)は、クリエイターのクリエイティブシーンにおける、キーボード操作を無くす事を目的に開発されたクリエイターのための入力デバイスです。
ショートカットキーを8つの方向に割り当てることができます。
ジョイスティックの各傾倒方向に割り当てた機 能を選択し、 ダイヤルを回転させることでショートカットキーを実行することが可能です。「倒して、回す、押す」この3つの動作の組み合わせで「300以上」のショートカット入力が可能となります。
Adobeのソフトはもちろん、CLIPSTUDIOやSAIなど幅広いソフトウェアに対応しています。
まとめ
昔よりもデジタルで作画するクリエイターが増えたことや、YouTubeの動画クリエイターが急増したことにより、便利なデバイスが次々にリリースされています。
やや高額に感じるかもしれませんが、一日の数時間触ることを考えるとかなりコストパフォーマンスはいいのではないでしょうか?
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