絵を描く気力・やる気が出ないときの対処法とは?

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絵を描くことや勉強をすることなど、何かアクションを起こすときにモチベーションが上がらず、ついさぼってしまう経験は誰しもあるはずです。

しかし、絵を描くことを仕事にするとやる気がなくても納品期限に間に合うように作画を進めなければいけません。

そこで今回は、絵を描く気力ややる気が出ないときの対処法について解説していきます。

事前に次回作の構図・下描きに取り掛かっておく

絵を描くには、まずパソコンを起動してからソフトを立ち上げて構図決めと下描きに悩まされるので、最初の段階でかなりの労力を要します。

結論から言うと、絵を描き終えてからもうひと踏ん張りして次回作の構図決め、可能であれば下描きまで進めてしまうと心理的ハードルを下げることができます。

これは、ツァイガルニク効果を利用したもので、あえてキリの悪いタイミングで作業を中断すると「あともう少し進めてしまいたい」と心の中に備忘録が残り、作業を再開する際に気持ちが楽になるものです。

さらに、一度作業を始めると、別のことをするモチベーションよりも今行っている作業を続けるモチベーションのほうが優位になるため、絵を仕上げた後にもう少し時間を取り、次回作の導入作業まで進めてしまいましょう。

すると、一日の最初の作業が線画や塗りといった比較的ゴールが見えている状態からスタートできるので、描き始めるハードルは白紙状態よりもかなり低い状態となります。

ポモドーロ・テクニック

人は集中できる時間に限界があります!

このポモドーロ・テクニックは、イタリアのコンサルタントであるF・シリロ氏により考案されたもので、学習塾などでも取り入れられている方法です。

長時間画面に向かって座っていると集中力が切れて、丁寧に描かなければいけないところや複雑な描写を早く終わらせるために適当に作画してしまうことも少なくありません。

そして思い通りに描くことができずに、モチベーションが失われて途中で描くのを止めてしまい、続きの作業を開始するまでのハードルが高くなっていきます。

ひとつひとつの作業を丁寧に行うためにも適切な休憩(インターバル)を取ることはとても大切です!

フロー体験を作り出す

フロー体験とは、人が最も集中している状態のことを表す言葉で、米国の心理学者であるM・チクセントミハイ氏により提唱されました。

フロー体験を作り出すポイントは下記の8つです。

  1. 達成できる期待のある課題に取り組む
  2. 行動(作業)以外に一切のリソースを割かずに集中する
  3. 明確な目標の設定
  4. 直接的かつ即時的なフィードバックを行う
  5. 不快なことを一時的に忘れるようにする
  6. 失敗の不安を恐れず成功を思い浮かべる
  7. 自意識が消失するほど作業に集中する
  8. 短時間でも長く作業をしている感覚になる

つまり、上記の見出し2つに記載していることを実践することで、フロー体験のきっかけを作り、作業後に自分自身へフィードバックを行い達成感を感じることで、さらに次への活力へと繋がります。

作業前に好きな音楽を聴く

カナダのマギル大学の研究によると、好きな音楽を聴くことで気分が高揚し、脳内でドーパミンが分泌されるとのことで、快楽を感じる神経伝達物質であるドーパミンを出すことでポジティブな感情が高まり、やる気が自ずと出てきます。

ただし、好きではない音楽を聴いても効果はないといった研究結果もあるため、必ず自分自身にとって最高の音楽を聴くことが肝心です。

空腹時に作業をする

空腹で寝られないといった経験をしたことはありませんか?

空腹時は脳が活発に働くことから食べ物のことを想像したり、他のことに気が散って眠れなくなる一方で、作業を行う際は、目の前の作業に集中しやすい体内環境になることから食前に作業を始めることをお勧めします。

食後に作業を始めてしまうと胃に血液が集中し、眠気が生じるため、せっかく頑張ろうと決意をしても睡魔に負けてしまい結局絵を描かないまま一日を終えてしまうことが考えられます。

「下描きが完成したらご飯を食べよう」というような小さな目標にもつながるので、ぜひ作業を始める際は、空腹の状態で始めてみてください。

動画配信サイトやチャットアプリで監視してもらう

YouTubeやTwitchなどの動画配信サイトでは、たくさんの絵描きさんが作業配信を行っています。

「誰かに見られている」と感じることで作業を続けなければならないプレッシャーを感じることができ、所謂さぼり防止として配信をする方は少なくありません。

配信の始め方についてはコチラの記事を参考にしてみてください!

どれがおすすめ?イラスト作業配信向け動画共有サイト

また、Discordスカイプなどのチャットアプリで作業通話を行うことでも作業に集中しやすくなります。

一人で黙々とするよりも誰かと一緒に作業をしている方が、孤独感を感じにくくおすすめです。

ただ、誰かと話していると話に夢中になり作業効率が落ちてしまうこともあるので、まずは一人でポモドーロ・テクニックなどを実践した後に限界を超えるきっかけとして通話をするのがいいのかなと思います!

まとめ

近年は、スマートフォンで動画やSNSなど暇つぶしに困らない時代になり、ついつい時間を取られてしまいがちですが、今回ご紹介した方法を活用しつつご自身にとってモチベーションが高まるベストな方法を模索してみてください!

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