絵を描くことに集中できない原因は「ホメオスタシス」?

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突然「今から絵を完成させてSNSで発表するぞ!」とやる気に満ち溢れた経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか?

しかし、そのやる気は途中でポッキリ折れてしまい、別の作業をしたりゲームをしたり、寝てしまったりとお絵描きを中断してしまった経験も多いはず!

そこで今回の記事では、「ホメオスタシス」にフォーカスを当てて創作活動を継続させるポイントについて解説していきます。

ホメオスタシスとは?

埼玉大学バイオホメオスタシス研究センターによると、下記のように解説されています。

恒常性(ホメオスタシス)とは、生体の 内部や外部の環境因子の変化に関わ らず生理機能が一定に保たれる性質 のことであり、生物にとって極めて重 要なものです。 例えば、動物の生理機 能の恒常性は、神経系、内分泌系、 消化器系など、様々な器官系の機能 連関によって維持されています。

埼玉大学バイオホメオスタシス研究センター

簡単にまとめると、生物が外部環境などの変化に関わらず、生理的状態を一定に保つ仕組みのことで、「元に戻ろう」とする力が働きます。

これは、やる気にも直接関係してくるもので、急激に沸き起こったやる気は時間が経つにつれて平常時の状態にやる気の制御を生理的に行うため、長時間やる気を持続させることが困難なことと言えます。

やる気に依存した創作活動をやめよう!

やる気は、平常時にはない感情なので「ホメオスタシス」の効果により、時間が経過するとやる気は失われてしまうものです。

そのため、「やる気が出るまで待つ」といったやる気に依存した創作活動は極力避け、可能な限り創作している時間を習慣化することが大切になってきます。

この習慣化は、簡単に思えてとても難しいもので、「描いた絵が好評だった」や「仕事の依頼に繋がった」などの成功体験でプラスの感情・成功体験を積むことにより創作活動に積極的になり、その結果習慣化へとつながっていきます。

例えば、ご飯を食べることや歯を磨くことなどは生活の一部として浸透している行為なので、やる気に依存せずに自然と行うことができるように、創作活動も生活の一部として浸透してくることで「やる気が出なくて絵が描けない」といった状態から抜け出せるようになるのです。

絵を描くことは、日常生活の習慣として行いましょう!

交感神経を優位にしてみよう!

人は、自律神経に「交感神経」と「副交感神経」の二種類があります。

自律神経は、呼吸や血圧、心拍など体の機能をコントロールする役割を持っていて、普段の生活にとても重要な役割を果たしています。

交感神経とは、上記の「ホメオスタシス」が崩れるときに優位になるもので、ノルアドレナリンなどといったホルモンが分泌され、身体を臨戦態勢へとシフトする働きがあります。

その一方で、副交感神経はリラックス状態を生み出すもので、睡眠時など落ち着いた状態を作り出します。

つまり、創作活動をする際は、交感神経を優位にしてホメオスタシスが引き起こす「現状維持=楽な状態」から脱却させることがポイントとなります。

方法

交感神経を優位にする方法は下記のとおりです。

  • 朝日を浴びてセロトニンの分泌を促し交感神経のスイッチを入れる
  • 軽い運動を行う
  • メタル系バンドなど激しい音楽を聴く
  • カフェインを摂取する

などなど、とにかく体を臨戦態勢へと移行させることで交感神経が優位になります。

注意点としては、交感神経と副交感神経のバランスが健康を維持する上でも大切なので、長時間創作活動をするために無理やり交感神経を優位にする行為を行うことは避けましょう。

あくまで、さぼってしまうようなホメオスタシスから一時的に交感神経を優位にして、創作活動を習慣化させるためのきっかけと捉えてください。

まとめ

創作活動を継続する上で大切なのは、ホメオスタシスについて正しく理解し、習慣化させることが大切だと分かりました!

もちろん、すぐに習慣化することは難しいので、毎日の繰り返しが習慣化し、高い集中力を長時間持続させることができるようになっていきます。

焦りすぎて交感神経を優位にする行為ばかりしていると、自律神経が乱れてしまい他の病気にかかったり体調不良の原因となりますので少しずつ行うことがポイントです。

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