これからパソコンでお絵描きを始めたいと思っても、何が必要なのかよく分からないものですよね。
そこで今回は、デジタルイラストを始めるために必要なアイテムをご紹介します!
絶対に必要なアイテム
ここでは、「これがないとデジタルイラストを始められない」必要最低限の必須アイテムをご紹介します。
パソコン

デジタルイラストは、パソコンにタブレットを接続して、専用のソフトウェアを起動することで描き進めていきます。
一口に「パソコン」といっても性能は様々で、とくにこれから紹介するCLIPSTUDIOPAINTがスムーズに操作できる性能(スペック)を解説します。
CLIPSTUDIOPAINTの推奨動作環境は下記のとおりです。(謎の文字がズラリと並んでますが、下記でひとつずつ解説します!)
OS | Microsoft Windows 64bit 日本語オペレーティングシステム Windows 10 Windows 8.1 Windows 11 ※Windows7 SP1(32/64bit)以上、Windows8(32/64bit)、Windows8.1(32bit)、Windows10(32bit)は動作保証対象外になりました(2020/9/30)。やむを得ず当該OSにて利用される方は、こちらから以前のバージョンをダウンロードしてご利用ください。 |
コンピューター本体 | SSE2に対応したIntel、AMD製CPU OpenGL 2.1に対応したGPU 2GB以上のメモリ必須 8GB以上推奨 上記を搭載したコンピュータ ※動作に必要なメモリ容量やCPU性能は、作成する画像のサイズやレイヤー数などに依存します。一般的に画像サイズが大きく、レイヤー数が多いほど、より多くのメモリ容量や高速なCPUが必要です。 ※ARM版 Windows には対応しておりません。 |
タブレット | Windows Ink Platformに対応したコンピュータ 筆圧検知機能を有するスタイラスに対応したタブレットおよび液晶タブレット(Wintab互換) Wintab互換タブレットはWACOM製推奨 |
ストレージ空き領域 | 3GB以上の空き容量のあるストレージ |
モニタ | XGA(1024×768)以上必須、WXGA(1280×768)以上推奨 ハイカラー(16Bit、65536色)以上必須 |
スキャナ | TWAINドライバ対応のスキャナ |
プリンタ | 上記のOSに対応したプリンタ |
DVD-ROMドライブ | パッケージ版のインストールディスクをご利用頂く場合のみ必要。Webからダウンロードしてインストールする場合は必要ありません。 |
インターネット接続 | ソフトウェアの一部の機能や、オンラインによるライセンス認証用にインターネット接続が必要 ※携帯電話によるインターネット接続でもライセンス認証可能です。 |
OSとは?
システム全体を管理するソフトウェアのことで、よく「Windows10」や「Mac OS X」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
今からパソコンを新品で購入される方は、特に気にすることはないので安心してください。
中古では、店員さんに「 Windows 8.1 」以上のものか確認すればOKです!(可能な限り最新バージョンをご購入してください)
コンピューター本体
パソコンのスペック表を見ると「何を書いているのかさっぱりわからない」方は多いです。
ざっくり目安としては、「メモリ」欄が「4~16GB」と記載していると安心で、1万円以下で売っているような激安パソコンは止めましょう。
どうしてもわからない場合は、ヨドバシカメラやヤマダ電機の店員さんに聞いてみるといいでしょう。
おすすめのパソコンのリンクも下記に掲載しています。
タブレット
タブレットとは、パソコンに起動したペイントソフトに絵を描くために必要なアイテムで「ペンタブレット」と「液晶ペンタブレット」の2種類存在します。
ペンタブレット
ペンタブレットは、ノートパソコンのタッチパットのような機能で、指ではなく専用のペンを使って絵を描いていくものとなります。
主流は、Wacomというメーカーの商品ですが、現在は様々なメーカーから安価で高性能なペンタブレットが発売されています。
液晶ペンタブレット
液晶ペンタブレットは、パソコンの画面を映し出すモニタに「ペンタブレット」の機能を搭載したもので、画面に直接専用のペンを使って描きこむことができるので、アナログから移行する方にお勧めです!
上記の「ペンタブレット」は正面のモニタを見ながら作業するので「慣れ」が必要ですが、液晶ペンタブレットはペン先を見ながら絵を描くことができるのですぐに思い通りの線を描くことができるでしょう。
ペンタブレットより液晶モニタの機能が付いているのでやや価格が高めです。
ストレージ空き領域 とは
ストレージとは、ハードディスクやSSDといったデータを保存しておくものです。
推奨スペックに「 3GB以上の空き容量のあるストレージ 」とありますが、最近の安いパソコンでも500GB以上のストレージを搭載しているのであまり気にする必要はありません。
描いた絵を保存していくうちに空き領域が少なくなってくるので、その時は外付けハードディスクを接続するなどで対応可能です!
モニタ
プロのイラストレーターの方は、印刷時と色味が異ならないように性能のいいモニタを選ぶことが多いのですが、デジタルイラストを始めたてのころは安い商品でも問題ありません。
今は、スマホの画面で色味を確認することができるので、ノートパソコンの画面や液晶ペンタブレットの画面で十分です!
スキャナ/プリンタ
スキャナは、アナログで制作した絵をパソコンに取り込むときに使うので、下描きはアナログで制作してペン入れからデジタルで進める方は必要ですが、フルデジタルで制作される場合は必須ではありません。
プリンタは、制作したイラストなどを紙に印刷するもので、同人即売会や色味の確認など活躍する場面は多いので余裕があれば購入しておいて損はありません。
絵を印刷する場合は大きなサイズの用紙に印刷できるものがおすすめです。
DVD-ROMドライブ
DVD-ROMドライブは、ソフトウェアをインストールするときに使用するものですが、今の時代はダウンロードが一般的なので必須ではありません。
使う人が少なくなってきたので、最新のパソコンに付属していないことも多いようです。
必要になった場合は外付けで対応することができるので、下記の商品を参考にしてください。
インターネット接続
最近のソフトウェアは、使うために「ライセンス認証」を要求されるため、インターネットに接続できる環境が必要になります。
ライセンス認証自体はすぐに完了するのでスマホのテザリングでも問題ありませんが、資料を調べたり、ソフトウェアのアップデートをするのにインターネット接続する機会があるので、光回線を契約しておくのがおすすめです。
無線LANに接続するには、ノートパソコンは不要ですがデスクトップパソコンは外付けの機器が必要になることがあるので、無線LANに接続できない場合は下記の商品をお試しください。
iPad
パソコンがない場合でもiPadとApple PencilがあればCLIPSTUDIOPAINTで絵を描くことができます。
注意点としては、CLIPSTUDIOPAINTのパソコン版は一度購入すれば永続的に使えるのに対して、iPad版は月額課金制となっています。
無料で絵を描けるアプリ「メディバンペイント」や1220円で買い切りの「Procreate」というソフトもあります。
パソコンは色々と用意する必要がありますが、iPadはシンプルにアプリと Apple Pencil さえ用意すればすぐにお絵描きを始められるので、かなりおすすめです!(iPadだけで仕事をしているイラストレーターもたくさんいます)
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