コミッションサイトで納品後に返金を求められたときの対処法

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お金のやり取りをするときは、トラブルが付き物!実例をもとに対処方法の最善策を考えていこう!

Twitterでは、頻繁に絵の有償依頼に関するトラブルが発生していますが、コミッションサイトにおいてもトラブルは避けられません。

トラブルの正しい対処方法を事前に学んでいないと、いざトラブルになったときどう行動すればいいか分からなくなってしまいます。

そこでこの記事では、実例を交えてトラブルに対する正しい対処法について考えていきたいと思います。

【SKIMA】筆者が体験した実例

コミッションサイトの中でも絵に特化した「SKIMA」で取引していた時に体験したトラブルです。

絵を制作する前に、詳しくヒアリングして資料などをいただくのですが、「服の柄はこの絵を使ってください」と指定があったので、その通りにトリミングしてキャラクターの服にクリッピングしたのですが、どうやらほかの人が著作権を保持しているもので、納品後にそれに気づいたクライアントが「SKIMA」ではなく、SNSに直接返金対応と謝罪を求めてきました。

「SKIMA」をはじめとするコミッションサイトは、取引額の20~30%を仲介手数料として差し引かれるのですが、そのクライアントは自身が払った全金額の返金を求めてきたのです。

それに加えて、服の柄に指定していた画像の著作者への謝罪まで求めてきました。

その頃の私は、絵の収入がそれほどなく、生活がカツカツだったので、SNSなどであることないこと投稿されて炎上でもすれば、イラストレーターとしてのキャリアがなくなると恐れ、全額返金・著作者への謝罪指示に従ったのです。

【結論】どうすればよかったのか?

本件を「SKIMA」運営に問い合わせたところ、返金対応は行っておらず次回依頼時のクーポン券を発行するなどで対応しましょう、とのことでした。

もし、コミッションサイト上でトラブルが発生した際は、たとえSNSなどに直接クレームが来たとしても、まずは運営会社のお問い合わせに相談すべきです。

また、事前にできることは、「案件内容」「お見積り」「契約文」など取引前にやり取りする事務手続きの際に、「納品後の返金不可」「瑕疵担保責任」「管轄裁判所」など通常契約書に記載するような注意事項や取り決めを記載して同意を得ておくことでしょう。

SNSなどで炎上するような投稿をされた場合は、民事名誉毀損で争う旨を伝えると効果的です。

名誉毀損の慰謝料額は、個人の場合10~50万円が相場だそうです。(法人・事業主の場合は50~100万円程度)

弁護士に相談する

もし、民事裁判などに発展した場合、費用はどれくらい必要になるのでしょうか?

まず、弁護士費用は「相談料」「着手金」「報酬金」「裁判手数料」「日当」「実費」などを請求されることになります。

慰謝料を受け取れる確率はぐーんと上がりますが、弁護士費用で半分以上慰謝料がなくなってしまうことも考えられます。

下記は、弁護士以外の相談窓口で、費用を抑えてトラブル解決を手助けしてくれるかもしれません。

相談先連絡先
警察相談専用電話電話番号:#9110 受付時間:平日8:30~17:15
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口相談窓口一覧
法務省インターネット人権相談受付窓口人権相談受付窓口
みんなの人権電話番号:0570-003-110
受付時間:平日8:30~17:15
子どもの人権電話番号:0120-007-110
受付時間:平日8:30~17:15
女性の人権ホットライン電話番号:0570-070-810
受付時間:平日8:30~17:15

まとめ

金銭のやり取りをする際は、必ずトラブルに発展する可能性を秘めているので、そういったときにどう対処すればいいのか事前にシミュレーションしておくことをお勧めします。

また、契約書をしっかり読まずにサインしてしまうのはとても危険です。

しっかり内容を理解できるように、契約書に関する書籍で学習してから隅々までチェックして納得できるか確認するようにしてください!

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