イラスト関連の仕事を受注する先として一般的になりつつある「コミッションサイト」は、日本にどれほど存在するのでしょうか?
そこでこの記事では、各サービスの特徴を踏まえながら、比較・紹介していきたいと思います。
Skillots(スキロッツ)
Skillotsとは、エフ・プラット株式会社が提供する「アビリティ・プラットフォーム(Ability Platform)」です。
イラスト制作や写真撮影、コピーライティングなど様々なカテゴリで出品することができ、自由に料金や商品・サービスを設定することができます。
認証画面で「クライアント」か「スペシャリスト」どちらでログインするかを選択することができ、それぞれに見やすいUIになっているのが特徴です。
「クライアント」は、制作料金表や作品画像で検索することができるので、目的に見合った「スペシャリスト」を検索しやすいような仕組みになっています。

SKIMA(スキマ)
SKIMAとは、誰でも個人のイラストレーターにイラストを依頼できるデザインに特化した「コミッションサービス」の一つで、他のサービスと比べると販売手数料が安価な点が特徴です。
また、依頼料以外にもお礼として出品者へチップを贈る機能もあり、クリエイターの対応が良かったり、価格以上のクオリティに仕上げてもらったクライアントが取引終了後に送ることができます。
体感的には、10案件のうち1案件ほどチップを贈ってもらえる感覚です。(※個人の意見です)


coconala(ココナラ)
coconalaとは、知識・スキル・経験を売り買いできるフリーマーケットのことで、お笑い芸人の和牛さんがCMを担当していることでも有名です。
特徴としては、完全匿名で取引することができ、定期的に割引クーポンが発行されるため、お手頃価格で安心・安全に利用することができます。
カテゴリが細かく分類されていて、クリエイターを探しやすいサイト設計になっているのは便利ですよね。


CrowdWorks(クラウドワークス)
CrowdWorksとは、国内シェア・取引数・ユーザー数が最も多いクラウドソーシングサービスで、仕事受注件数は300万件にも上ります。
登録できる仕事の種類は200種類以上にもなり、細かく自分のスキルに応じて商品を出品することができます。
イラスト関連ですと、最近ではYouTubeに投稿する漫画制作が高単価案件として人気になっています。


MUGENUP(ムゲンアップ)
MUGENUPとは、イラスト制作の仕事に特化したサービスで、4つのイラスト制作パートの中から得意な分野でのみ仕事をすることができます。
例えば、線画工程に自信があるイラストレーターは、線画作業のみ淡々とこなしていくイメージです。
もちろん、スキルの高い人になると一人で数パート担当することもあります。
本サービスは、大手企業からの案件を手掛けられるチャンスがたくさんあるので、ご自身のキャリア形成にも活用することができるでしょう。


Skeb
Skebとは、短文で手軽にイラストを有償でリクエストできるサービスで、自動翻訳機能があったりと、グローバルに活躍することができます。
本サイトは、クリエイターの仕事の合間や閑散期など空いた時間に報酬がもらえる場所を目指しており、有名イラストレーターたちも登録しています。
特徴として、クライアントとのやりとりは、「リクエストをもらう」ことと「納品すること」のみで、リテイクなどのやり取りが一切禁止されています。
また、権利譲渡なしで著作権のすべての範囲はクリエイターのものになるので、投げ銭付きお題募集サイトのようなイメージです。
出金サイクルは、他サイトに比べて速く、銀行口座なら平日22時までの出金申請で翌平日に振り込まれます。

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