
1日勉強しなかったら取り戻すのに3日かかるってよく言うよね!
もしかして絵も描いてないとどんどん画力が下がるの??
TwitterなどのSNSで、「毎日描き続けないと画力が下がってしまうから怖い」といったような呟きをよく目にしますが、それは本当なのでしょうか?
そこで今回は、私自身の体験談を交えて考察していきたいと思います。
【結論】ブランクがあっても画力は下がりません!

まずこちらのイラストをご覧ください!
この絵を描いたのは、私が絵を描かなくなった大学生の就活の時期から約3年経過した頃に制作したイラストです。
私個人的には、人生で最も上手く描けたと感じたイラストで、描いてから1年以上経過した今でも頻繁に使用しているイラストとなっております。
今思い返してみると、連日描き続けていると視野が狭くなり、同じ方法・技法を使って漢字を書くような感覚で描いていましたが、ブランクができることで、今まで培ってきた知識が整理されて、むしろ昔描いていた絵よりもきれいに仕上がるのでは無いかと思います。
勉強においても睡眠時間を削って長時間勉強するよりも寝る前に暗記項目をちょろっと勉強して睡眠に入ってしまった方が記憶に定着しやすいと言われています。
また、プロの方も実践している方法で、一度完成したイラストをすぐにネットで公開してしまうのではなく、一度睡眠を挟んで客観的に自分の作品を確認してから気になるところを修正すると違和感の少ない綺麗なイラストにブラッシュアップできるそうです。
疲れている時や精神的に辛い状況に置かれている場合は、無理をして絵を描くのではなく、休む時は心置きなく休んで、ゆとりのあるときに全力でイラスト制作に取り組んだ方が高評価や拡散を得やすいのでは無いでしょうか?
画力向上につながる要素とは?
では、画力向上に繋がる要素とはなんなのでしょうか?
ひとつは、デッサンやクロッキーなどの方法を通して「物を正確に見る力」を養うことです。
例えば、一本一本の線は大雑把なのに全体を見ると綺麗な絵と言うのは、しっかり現実に即したルールで影やハイライトをかいているため、そう見えるのです。
ふたつめは、描画ソフトウェアの機能を正しく使う知識です。
現在多くの人に使用されているソフトに、クリップスタジオやPhotoshopが挙げられますが、そのソフトの機能をどれくらい正しく使えているでしょうか?
アナログとは違い、デジタルでは、自分の画力で表現できる以上のことをこれらの機能を活用することで実現できますし、制作時間の短縮も見込めます。
絵を描く作業も大切ですが、座学で知識を深める作業も大切にしてください。
最後は、リサーチ能力を培うことです。
自分を信じて自分の描く絵柄を貫き通すことは、趣味の範囲では何ら問題なく、むしろかっこいいと思うのですが、商業で絵を描いていくことを考えると「流行りの塗りはどのようなものか」「流行りのテーマは何か」「ジャンルの市場規模はいくらくらいか」などを調べる必要があります。
絵には、流行り廃りの表現が必ず存在しますし、世間ではやっている漫画やアニメのキャラクターを描いて発信する方がより多くの人に見てもらえますし、市場規模が小さな需要の無いジャンルで作品を制作してもリターンが少なくなってしまいます。
絵は「間違った選択をしない」ことが、バズる秘訣であり、お金を生み出す大切な心構えだと思います。

ブランクを気にするよりも「間違った選択をしない」ことを心がけて作品制作することに注力することで自然とその時代似合った絵になり、画力が高いと言われるようになると思うお!
まとめ
体調を崩してまで、画力を下げないように絵を描き続けることは、長い目でみれば身体を壊して絵を描けなくなるリスクもありますし、そもそもブランクがあっても画力が下がることはほとんどないと言って良いと思うので、休める時はしっかり休んで万全の状態でキャンバスに臨むのがベストな選択肢だと私は思います。
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