服のシワの描き方解説第二回目の今回は、セーラー服におけるシワの付き方を解説していきたいと思います。
Tシャツやニットのようなたくさんシワのつく服は難しいのですが、比較的セーラー服はシワ数も少なく簡単に描くことができます。
全体像
セーラー服は、やや固めの素材が使われているので、クセジワもしっかり付いています。
クセジワのつく場所は、衣類が変形しやすい部分ですので、腹や背中、お尻の部分などです。
下図は、セーラー服の各シワの名称を示しています。

引っ張りジワ
セーラー服における引っ張りジワは、とても単純で表現しやすいシワだと思います。
胸の部分や肩の部分が力点となり、衣類が引っ張られて直線のシワがつくはずです。
イラストを参考にしながら描くと、シワのつくところをしっかり捉えられないので、写真を見ながら実物をデフォルメしていくほうが理解が早くなることは、間違いありません。

クセジワ
背中は、服を着るときや背中を曲げたときにシワができてそれがクセジワとなります。
クセジワは、衣類を着用してから時間が経つにつれて数が多くなっていくのが、特徴です。

寄せジワ
寄せジワは、椅子に座ったりするとスカートが力点に寄せられて作られます。
背中を曲げると、お腹の部分にできるので、イラストに描き起こすときは、曲線で表現しましょう。
寄せジワには、落ち影が必ずできるので、色塗りの段階で忘れないように注意してください。

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