今回は、テーマが「夏休み」のイラストメイキングをご紹介していきたいと思います♪
下描き

下描きは、名前を変更していませんが、「表情」「髪の毛」「素体」「衣服」「背景」に分けて必要に応じて各パーツのレイヤーを追加して書いていきます。
下描き段階でなぜこんなにもレイヤーを分けるのかというと、変形や移動がしやすく、色を変えて各パーツごとに集中しやすい環境を作りやすいからです。
レイヤーカラーは、赤色に設定していますが、何色でも変更できるので、気分次第で変えてます♪
アタリには、いつもどおりデザインドールを使用しています。
ペン入れ

このイラストは、シンプルなキャラクターイラストなので、レイヤー構成もシンプルにしました!
服とリボンのように別のアイテムはなるべくレイヤーを分けたほうが後々修正が効くのでおすすめです。
最近は、線画に強弱をつけて描くようにしていますが、この頃は同じ線の太さですべてのパーツを描いていました。
背景となる葉っぱや雑草は前面に配置しているので、線画を作成しました。
基本的に、前面に来るアイテムは線画を作成したほうが、前後関係を強調できるのでおすすめです。
キャラクター色塗り

色塗りは、下塗りレイヤーに新規レイヤーをクリッピングして影やハイライトを追加していくスタイルを採用しているので、ややレイヤー数が多くなりました。
このイラストはシンプルなので、この程度のレイヤー数ですが、複雑な衣服や装飾品が描かれているイラストは100枚以上になることも珍しくありません。
基本的に、「下塗り」「影一段階」「影二段階」「ハイライト」の構成になりますが、面倒な場合は、一つのレイヤーに影を2種類追加してもいいでしょう。
背景

僕は、背景を作成するとき、必ずキャラクターを消して背景のみで一枚絵として完成させてから、後に合成します。
そうすることで、背景だけ使いまわしたり、配置を変えて背景が見えやすい構図にしたりと、加工がしやすいからです。
レイヤー構成は、空と雲と山だけなので、非常にシンプルです。
空は、真上に行くほど鮮やかなスカイブルーになり、水平線に近づくにつれて空気の色が加わり、色が薄く白っぽくなります。
空のグラデーションが完成したら、真ん中あたりにエメラルドグリーンを入れると画面映えします。
雲に関しては、素材ダウンロードした雲作成ツールで、入道雲の写真を見ながら作成しました。
雲にもハイライトと影が存在し、パースや空気の色で薄くなる雲など様々な自然の条件が入り混じっています。
最後に、山に関しては、遠くに位置する山ほど青白っぽくなります。
これも空気の色が濃くなり、緑色が薄くなっている証拠です。
ハイライトと影の部分を意識して、これも実物の写真を見ながら作成します。
まとめ
CLIP STUDIOのみで一枚絵を完成させることができ、フィルターなどを活用すればより個性的なイラストを作成することができます!
背景の中では、空と雲は最も簡単なので是非挑戦してみてください♪
この参考書は、非常に初心者に優しい解説がされているので、おすすめです!
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