これで悩まない‼眼の描き方・考え方徹底攻略!

イラストの描き方
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リアルに基づいたアニメ絵の眼について

アニメイラストのような簡素化されたデザインの眼においても、現実世界の眼とリンクしています。

下図は、アニメ絵の眼における各パーツの名前です。

男女で目の形が大きく異なることはありませんが、メイクをしている場合は、ビューラーでまつげを持ち上げたり、アイラインでフチ取られていたり、カラーコンタクトレンズを着用して瞳孔を開いているようにみせたりしているような表現もできます。

所謂、絵柄というのは、塗り方や手癖もそうですが、メイクのやり方で大きく変わってくる用に思います。(女性キャラの場合)

恐らく、初心者の間は、瞳の大きさや形をどう表現すればいいのか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか?

しかし、下図をイメージしてもらえれば解決します‼

瞳は、眼球の上に張り付いたように存在します。

そのため、眼球に張り付いた瞳がどの向きでどのような形になるのかをイメージしながら描いてみると違和感が少なくなります。

頭の中でイメージしづらいと思うので、大きめのビー玉やプラスチックボールに瞳を模した丸いシールを張って、描きたい人物の瞳の方向と合わせてみると、どのように表現すれば正しいのか見えてくるはずです。

眼の描き方・塗り方

眼の描き順

上図は、眼の描き順を表した図で、番号ごとに解説していきたいと思います。

①眼球が外の世界にさらされる切れ目をざっくりと図形ツールで描きました。

②アニメ絵の大半は、上まぶたを誇張して表現するので、とりあえず上半分のみにしました。

③イメージしているまつげを描きます。好きなイラストレーターさんのまつげを真似してもいいでしょう。

④瞳を図形ツールで卵型に描きます。この瞳の形が絵柄に直結しますので、たくさんのパターンを作って自分にマッチした瞳の形を見つけてみてください。

⑤皮膚に隠れる部分を削ります。

⑥瞳孔とハイライトを加えると一気に眼のようになりました。今回は女性をイメージしたので、ビューラーでまつげを上げてみました。

⑦瞳の部分もまつげによってできる落影を表現する必要があります。

⑧照り返しや環境光などの僅かなハイライトを加えます。

⑨二重幅と皮膚の下に来る眼球の凹凸を表現すれば完成です!

アングル別の眼の描き方【アオリ・俯瞰・横顔】

アオリ

アオリとは、下からのカメラアングルを指します。

瞳は上半分が、より奥へ向かうので、パースの原理で細くなるはずです。

ただ、瞳上半分をあまり細くすると違和感が出るので、手前を幅広く、極端に言うとラグビーボールのような形にするといいでしょう。

アオリ参考

俯瞰

俯瞰とは、上からのカメラアングルを指します。

瞳は下半分が、より奥へ向かうので、パースの原理で細くなるはずです。

こちらもアオリ同様に極端にデフォルメしてしまうと違和感が出てくるので、素体のグリッドを見ながら微調整していきましょう!

横顔

2Dイラストでは、正面の眼を90度変形させることはできないので、新規に描く必要があります。

横顔になった途端に、眼球のイメージが壊れて混乱することも少なくないので、しっかりと球を意識してまぶたや瞳を描くようにしてください。

頭の中に、横顔の眼をテンプレート化しておくのもありですね♪

絵柄によるバリエーション

イラストを描き始めた段階は、絵柄が定まらないことで悩むことでしょう。

ただ、眼の描き方を自分独自のものにするだけで、特徴的なイラストに仕上げることは可能です!

ぜひ、様々なイラストレーターさんの眼を見て、いいなと感じるポイントを詰め込みましょう♪

まとめ

今回は、「眼」をテーマにして記事を書いてきましたが、眼だけ練習するのではなく、イラストは全部のバランスが整ってはじめて魅力的な絵に仕上がると考えているので、顔や身体の練習も怠らないことが大切ですね‼

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