【第一回】魅力的な構図の考え方を徹底解説します!【デザインドール】

イラストの描き方
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どのような構図で表現すれば良いのか、一枚絵や漫画のネーム作成に頭を悩ます方は多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、多くの人が魅力的に感じる構図を徹底的に解説していきます。

構図とは

イメージを閲覧者へ効果的に表現するための被写体の配置や画面構成のことを構図といいます。

魅力的な構図を表現するには、明度や配色、適切な場所への配置など、様々な要素を下描きの段階で考える必要があります。

ただ漠然と絵を描くよりも、理論に沿った構図や流行っている構図を意識するだけで、ワンランク上のイラストに仕上がります。

写真の技法を取り入れよう

写真の撮影技術をイラストに取り込んでいるプロのイラストレーターは、たくさん存在します。

ここでは、写真を撮影する際に意識する構図の基本的な項目を紹介していきます。

横位置構図と縦位置構図

まず、イラストを作成する前に、キャンパスのサイズを決めなければいけませんが、このキャンバスサイズやアスペクト比によって大きく印象が左右されます。

横位置構図とは、横方向に広がる構図で、イラストに安定感を与えることができます。

それに対して、縦位置構図とは、縦方向に広がる構図で、高さや奥行きを表現しやすい特徴があります。

この縦位置構図は、人間の視界では表現されない構図なので、普段見慣れていない分、新鮮味を感じさせるイラストに仕上げることができます。

アスペクト比によっても印象が違ってくる

3分割構図

3分割構図とは、画面を縦と横に3等分して、その分割線をグリッド代わりに画面を構成する構図のことをいいます。

つまり、この分割線を頼りに強調したい部分の配置や画面構成を決めることになります。

主に、バランスのいい構図に魅せたい場合に使用すると効果を発揮します。

何をどの位置に配置するかは描き手次第

2分割構図

2分割構図とは、画面中央から水平方向または垂直方向に線を引き、その分割線を参考に画面を構成する構図のことをいいます。

非常に単純な構図で、初心者向けですが、安定感のあるイラストに仕上げることができるので、プロも多用する構図となります。

イラストの多くは、一報を人物、もう一方を背景もしくはロゴなどを配置することが多い

対角線構図

対角線構図とは、メインとなるオブジェクトを画面の対角線に沿って配置する構図で、人物画のみのイラストに多用される構図として知られます。

イラストに動きを与えて、メインとなるオブジェクトの長さを強調することができる特徴があります。

pixivなどのランキングを見てみると、この対角線構図を活用しているイラストの多さに驚くはずです。

日の丸構図

日の丸構図とは、画面中央にメインとなるオブジェクトを配置した構図のことをいいます。

あえて周囲に目立つものを配置せずに、ど真ん中だけを見てもらえる特徴があります。

目立つものを配置しない他には、ピンとを中央のオブジェクトに合わせて、周りはぼかす構図も日の丸構図のひとつです。

とにかく、力強さを与えてストレートに魅せたいものを表現するのに適しています。

シンプル・イズ・ベスト

魅力的なポーズとは

人物画を制作する際に、頭を悩ます要素の一つにポージングがあります。

よくトレス問題がTwitterや某掲示板で取り上げられていますが、魅力的に感じるポーズ(構図)はある程度決まっていて、どれも似たような構図になってしまうため、仕方のないことのようにも思えます。

その代表例として、「S字構図」と呼ばれるものがあります。

S字構図とは、背景画の場合だと、景色の中にS字ラインを見つけて画面に取り入れる構図のことで、人物画の場合だと下図のようなものをいいます。

柔らかさを表現するのにピッタリな構図

まとめ

第一回目は、基本的な構図とポーズについて解説してきました。

第二回目以降は、もっと複雑な構図やポーズについて解説していきたいと思います。

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