【作業効率アップ】CLIP STUDIO PAINT時短テクニック

CLIP STUDIO PAINT研究所
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CLIP STUDIO PAINTを使い始めて、約6年になるたこくらげです。

昔は、Photoshopやillustratorなどと連携させながらSAIを使うクリエイターが多い印象でしたが、ここ数年でCLIP STUDIO PAINTが普及し始めてこれ一本で仕事を納品するイラストレーターも現れています!(私もその一人)

線画背景やブラシ素材、テクスチャなど創作活動に便利なツールや素材が盛りだくさんのCLIP STUDIO PAINTですが、逆に機能が多すぎて使いこなすのには時間がかかるものです。

そこで今回は、CLIP STUDIO PAINTで使える時短テクニックをご紹介していこうと思います。

編集したいレイヤーを一発で選択

アニメ系のイラストを制作していると、どうしてもレイヤー数が増えてしまい、どこに何の描画データがあったか分からなくなることが多々ありました。

そこで便利なのが「オブジェクト」ツールで、編集したいレイヤーをキャンバスに描画されているデータをクリックするだけで、任意のレイヤーへ移動してくれます。

これを使用することで、毎回レイヤーの名前を描いたり、フォルダ分けしたりして、編集しやすいようにする手間が省けます。

キャンバスの色をAltキーで取得

スポイトツールは、CLIP STUDIO PAINTのツールに存在しますが、特別ショートカットキーを設定しなくても、ペンツールを選択している状態であれば、Altキーを長押しすることでスポイトツールに切り替わります。

ちなみに「サブビュー」にカーソル移動すると自動的にスポイトツールに切り替わります。

黒い部分のみ抽出して白い範囲は透明にする

アナログで描いた線画や白色の用紙と一緒に画像を結合して出力した線画などを、黒い部分のみ残して、残りは透明にしたいときに使える機能があります。

「編集」→「輝度を透明度に変換」を選択すると黒い部分のみ抽出され、残りは透明に処理されます。

※アナログの場合はスキャンする際にゴミが映り込む可能性があり、上記の処理をした際にゴミも一緒に残る可能性があるので、あとから修正してください。

画面を広く使うTabキー(shift+Tab)

Tab1回、shift+Tab2回押すと作業スペースが最大になる

絵を描いていると両脇にあるツールバーやカラーサークルが邪魔に感じたことはありませんか?

そんな時は、Tabキーを押すとツールバーが最小化されて作業スペースを広げることができます。

さらに、shift+Tabを押すことでメニューバーも隠すことができるので、より広く作業スペースを確保できます。

戻す際は、同じキーを押します。

ドラッグでペンの太さを変更

Ctrl+Alt+ドラッグで、マウスを上下に動かせばブラシサイズを任意の大きさに変更することができます。

3つもボタンを押さなければいけないので、あらかじめペンのボタンに「Ctrl+Alt」を登録しておき、そのボタンを押しながらペンをドラッグしながら動かせば感覚的にブラシサイズが変更できるため、塗りにおいて真価を発揮します。

「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「ワコムタブレットのプロパティ」

投げなわ塗り

塗りつぶしツールには、「囲って塗る」というものがあります。

塗りつぶしたい場所を描こうと、任意の色に塗りつぶしてくれるという機能です。

下絵などのざっくりと色を置きたいときに使うくらいで、なかなか使いどころが分からないツールです。

左手デバイスにショートカットキー登録

CLIP STUDIO PAINTには、各ツールや操作を任意のショートカットキーに登録することができます。

ショートカットキーの変更は下記のように行います。

  1. 「ファイル」→「ショートカットキー設定」を選択
  2. 「設定領域」から設定したい項目を選択後、各ツールに設定されているショートカットキーをダブルクリックして変更したいキーを押します。
  3. 「OK」を押すとショートカットキーが反映されています。

ショートカットキーを設定する左手デバイスは、ある程度ボタンが多いものを選ぶ方がいいと思います。

お勧めはこちらです♪⇩

コマンドバー設定

画面上部に位置するコマンドバーは任意の項目に設定することができます。

コマンドバー上で左クリックして、「コマンドバー設定」を選択し、追加したい項目を選びます。

コマンドの並び替えは、ドラッグまたはCtrl+ドラッグのどちらかに設定されています。

よく使う項目を置いておけば時短になる

途中でキャンバス・解像度変更

キャンバスを作成した後に、解像度やキャンバスサイズ、回転などを行いたい場合は、「編集」→「画像解像度を変更」「キャンバスサイズを変更」「キャンバスを回転・反転」「キャンバス基本設定を変更」のいずれかを選択して、設定します。

途中で解像度を変更しても、描画したデータの大きさを保持したまま変更されますが、キャンバスサイズを変更すると描画データは反映されないので途切れたりすることがあります。

オートアクション

例えば、ファイルを「ペン入れ」「背景」「色塗り」「下描き」と毎回同じような操作をする場合、その操作を録画してワンクリックで任意の操作を実行してくれる機能があります。

「オートアクション」を表示して、上図の①ボタンをクリックすると新規フォルダが作成されるので、赤い丸ボタンを押すとその後、そのフォルダに操作が記録されていきます。

記録したい操作を終えたら再度赤いボタンを押して完了してください。

次回以降は、記録した操作が格納されているフォルダを実行することで、自動でその操作を行ってくれます。

こちらでもっと詳しく⇩

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